チェコの手強い乾燥、日差し。対策を忘れずに。

2021年09月28日
チェコで暮らしていると日本との違いをよく感じるのですが、そのうちの一つが乾燥。チェコは一年中乾燥していますが、特に冬の乾燥は半端ではありません。また、日差しの強さも侮れません。

今回ここではチェコの冬の乾燥と日差しの強さや対策について触れていきます。

<冬の室内は暖かい>

チェコの冬はとても寒いですが室内はポカポカと温かい。
その理由として、室内には「セントラルヒーティング」という暖房があるのが一般的です。
実際のところセントラルヒーティングはチェコだけでなくヨーロッパでは一般的と言われています。
大体窓際に取り付けられていて、熱いお湯が家中を循環して室内を温めてくれるシステムです。窓際と先ほど書きましたが、窓際以外の場所にも取り付けられることはあり、トイレや風呂場などの壁にも取り付けられていたりします。

冬の間、数か月単位で家を留守にする場合は別ですが基本的にはどの家庭も留守中もセントラルヒーテングをオンにしたまま外出します。雪の日に仕事や買い物から帰宅した時であっても、常に室内は暖かく保たれているので快適です。
日本にいた頃の私は家に帰宅すると「寒い寒い!」などと言いながら暖房のスイッチをオンにしてたのですが、チェコでは外から戻ってきてもポカポカなのです。
正直なところ、セントラルヒーテングが稼働している時期は家の中はどこにいても暖かいし、室内にいても着込む必要もないので冬の日本の家より快適だなと思う程。
セントラルヒーテングは火事になる心配もなければ、灯油を入れたりする必要もなく、ストーブなどと違って空気が汚れるようなこともないというメリットもあります。また、セントラルヒーティングの近くに洗濯物を置いておくとすぐ乾いたり、ドライフルーツやドライキノコなどもできたり、パン作りの際の生地を発酵させる時にセントラルヒーティングの上に置いておき予備発酵させたり・・なんていう本来の使い方とは少し違った使い方もできてしまうくらいです。

<乾燥予防や対策を>

チェコの冬の室内は「暖かくて快適」ということを上で触れましたが、いいことばかりではありません。
そう、快適ですが乾燥度が半端ではないのです!
チェコは年間を通して乾燥していますが、冬の乾燥っぷりといったらなかなかのものです。干からびしてしまうんではないか?と感じてしまうほど。冬以外でも、生の花を置いておくと数日後には綺麗なドライフラワーが出来てしまうくらい。と言ったら何となくイメージできるかもしれませんね。
特にセントラルヒーティングがオンになってからは乾燥度合いが更にアップしてしまいます。乾燥すると肌のトラブルはもちろんですが、喉を痛めることも多々、おまけに風邪もひきやすくなります。私は肌が乾燥しすぎて足のカカトはガサガサになるし、顔もカサカサになってしまいます。足なんかは粉が吹いてしまうくらい。更には肌が乾燥しすぎて体中かゆくなったりもします。寝ている時にかきむしって血が出てしまったり・・・なんていうことも過去にあったレベルです。
私は病院には行っていませんが、チェコに暮らす日本人で酷い人は皮膚科に行ったり、サプリを飲んだり、加湿器を愛用している人もいます。

私自身の基本的な対策としては保湿クリーム、ハンドクリーム、ボデイオイルを塗ったりと、とにかく肌を乾燥から守るようにしています。入浴後もたっぷりすぎるくらいクリームやオイルを塗っています。
短期間の旅行や滞在の場合は日本からクリームなどを持参するのがいいと思いますが、チェコは自然派コスメも種類が多く売られているのも魅力です。
チェコのオーガニックコスメのBotanicus、MANUFAKTURAなどはお土産としても人気ですし、ドラッグストアでも購入できるチェコのオーガニックスキンケアのSaloosや、日本でも人気があるスイス発のWELEDAなんかも入手しやすいので、自分に合ったものをチェコで見つけるのもおススメです。
また、喉の乾燥を防ぐために睡眠時にマスクをして寝ることもあります。但し、睡眠時のマスクは肌荒れがあったりする人もいますし、安眠できない人もいると思うのでこの辺りは個人差はありますが、喉の乾燥から風邪をひきやすい人は試してみるといいかもしれません。

<冬の日差しの強さとサングラス>

チェコでは「目が焦げるんじゃないか?」と思うほど日差しが強い時もあります。夏だけではなく、晴れた冬の日に外出する時は私はサングラスを持参します。
というのもチェコの冬は雪が多く、太陽が雪に反射してとても眩しいのです。雪が降った後の晴れた時の車の運転などは、反射でまぶしくて目がとても疲れます。そのため、サングラスがあるとないとではかなり違います。スキーやスノーボードなどでゴーグルかけたりしているのと同じ感覚かな?と思っています。
サングラスは目を守るための大事なアイテムです。

また、私個人としては旅行者には日差しとは別の理由でサングラスをおすすめしています。というのも旅行中は慣れない土地でキョロキョロしがちなのですぐに観光客だということがバレてしまいます。
そこで何もトラブルがなければいいのですが、観光客狙いの輩もいたりするのも事実。
「目は口ほどに物を言う」と言われるように、目から相手の様子を読み取ることってありますよね?
でもサングラスをしていていると、相手に表情を読み取られることも少なくなるのでサングラス越しに周りの状況把握などをこっそり行うことも可能なのです。
私は一人で海外旅行に行く時にはどんなシーズンであってもサングラスを持参しています。日差し対策以外の使い方で話が少し脱線してしまいましたが、チェコにサングラス持参はおすすめですよ。