幸せの種をまきまき

11月2日は、キリスト教の祝日。 全ての死者のために祈りを捧げる日、死者の日(万霊節)です。 万霊節に関連する伝統は深いルーツを持ちその起源は中世まで遡ると言われ、英語ではAll souls dayですが、チェコでは"dušička"(ドゥシチカ)と呼ばれます。 同じく魂という意味で、チェコ人にとっても特別な日です。 多くの人々が墓地に足を運び亡くなった家族や友人に思いを馳せキャンドルを灯します。 墓地は家族が愛する人達を静かに偲ぶ光に満ち溢れる場所に変わります。

多くのチェコ人は、秋になるときのこの香りが広がる場所へと誘われこぞって森へきのこ狩りに出かけます。 きのこ狩りが趣味という方、きのこ愛好家が少なくありません。 チェコ水文気象研究所から国内のさまざまな地域のきのこ発生確率マップが更新され、ニュースやインターネットでも取り上げられます。 きのこの成長に欠かせないのが、温度と降雨量です。 十分な湿気と適度に暖かい気候など条件が揃うと待ちに待ったきのこ狩りのシーズンの到来となります。

1月に入り寒気が押し寄せている今日この頃ですが、チェコ国立天然資源環境研究所のデータによると2023年は観測史上最も暖かく年間平均気温は9.7℃。
1991〜2020年の平均気温より1.4℃高かったそうです。
これは1960年以来、現在の高齢者の生涯の間にチェコの平均気温が2.2℃上昇したことになる様です。
すごい事ですよね!最近の日本の夏の暑さを思うと地球規模で気象異常が発生しています。